今はその名を耳にする機会が少なくなりましたが、南一条の中小路、西四丁目から七丁目あたりは「オヨヨ通り」と呼ばれ、70年代はユニークな喫茶店や飲み屋が軒を並べる、若者文化の発信地だったといいます。2012年に開店した小さな眼鏡店「Barca(バルカ)」は、そんなオヨヨ通りの5丁目にあります。

 

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店名は、イタリア語のBar(飲み屋)にOttica(眼鏡屋)を加えた造語。誰もが気軽に時間を過ごすイタリアのバールのような居心地の良い眼鏡店にしたいという、店主松浦俊介さんの思いが込められています。
店内に並ぶ眼鏡は、大手の眼鏡店ではあまり扱わないような、個性的でこだわりの強いデザイナーズのインポート品。全て松浦さんが惚れ込んで、応援したいという気持ちも強い品々。

 

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「眼鏡は、掛けた時に他人がどう思うかより、まず、本人の『気分』が上がるものでなければ意味が無いと思っているんです」とキッパリ話す松浦さん。眼鏡を必要とするプライオリティが、「自己表現」よりも「ものを見る道具」にあるのであれば、今は安いものがいくらでもあります。しかし、本当に満足のいく一本の眼鏡には、人を変える力さえも備えていると言います。「一種の変身願望を満たして『気分』があがれば、表情も明るくなりますし、内面も変わってきます」。

 

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商品のラインナップと同等に松浦さんがこだわるのがフィッティング調整。眼鏡は使用しているうちに微妙に歪んで、フィット感が悪くなったりそれに伴い焦点の位置がずれてくるので、調整は重要。しかし調整を喜んでやってくれる店が意外に少なく、そのためだけに行くのは気が引けると思っている人も多いとか。松浦さん自身が、ユーザー側だったころそう感じたことから「売ったらおしまいじゃなく、いつまでも気軽に調整に行ける、行きたいと思ってもらえる店を作りたかった」というのも独立の大きな動機でした。
「道を歩いていても、合っていない眼鏡を掛けている人を見ると、思わず『調整させて下さい』って言いたくなっちゃうような性分なんです」と笑う松浦さん。他店で買ったもの、通販で買ったものでも調整は歓迎。「ぷらっと寄って、眼鏡の話をして帰っていく。それだけでもOKですよ(笑)」。

 

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70年代、「何か面白いものが見つかりそうだ」と当時の若者達が足を運んだ「オヨヨ通り」。「Barca」も、そんな期待感を抱かせる、個性的でかつ気軽に立ち寄れる眼鏡店でした。

 

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Barca〈バルカ〉

所在地 札幌市中央区南2条西5丁目30 興和産業ビル1F
TEL 011-206-8557
営業時間 平日: 12:00 ~ 19:00 土曜:12:00 ~ 24:00 
定休日 日曜
URL http://barca-oyoyo.com

※各種情報は記事掲載当時のものです。現在は変更となっている場合がございます、予めご了承ください。

札幌市中央区南2条西5丁目30 興和産業ビル1F

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