2015年10月11日、北海道大学内の施設、フード&メディカルイノベーション (FMI) 国際拠点にて、「TEDxHokkaidoU」が開催されました。
TEDx(テデックス)とは、非営利団体「TED(テッド)」がカナダのバンクーバーで定期的に開催しているプレゼンテーション・イベント”TED Conference”のグローバル版ともいえるもので、主催者であるTEDからライセンスを受けた任意の機関や団体によって運営されます。このイベントは単なる講演会ではなく、開催中にスピーカーと参加者が自由に交流する機会を持つのも特徴です。
今回の「TEDxHokkaidoU」は、大学生が主催するTEDxとしては北海道で初めての開催ということもあり、学内外の注目度も高く、事前の参加者募集には、TEDにより定められた定員の3倍を越える応募が寄せられたと言います。当日は道外の大学に通う学生らも多数来札し参加しました。

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カンファレンステーマは「Allure of Adventure 〜冒険の誘惑〜」。テーマ選定について運営メンバーは「様々な形の『冒険』に出て欲しい。新しいことにチャレンジして欲しい。そして、すでに『冒険』に出ている人にはエ ール送り、自分の決断に更なる自信を持ってもらいたい」という思いを込めたと言います。7人のスピーカーのトップを切ったのは、スケートボード単独旅行ギネス記録保持者で、北海道大学大学院在学中のロバート・トムソン氏。自らの冒険を通して「夢を見ること、計画すること、そして実行すること」の価値をプレゼンテーション。最後に2010年ノーベル化学賞受賞者で北海道大学名誉教授の鈴木章氏がスピーカーとして登壇し、これまでの研究者としての人生を振り返り、次世代の若者たちへのメッセージを伝えて、プレゼンテーションの部は幕を閉じました。スピーチセッションの前後のネットワーキングセッションやレセプションパーティーなどを通してスピーカーと参加者、そして参加者同士の交流がはかられました。

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開催を終えて、TEDxHokkaidoUの運営スタッフを務めた学生の皆さんにお話を伺いました。
参加者:重井真琴さん(工学部3年/オーガナイザー)写真左、椿原脩平さん(文学部4年/プロモーションチーム)写真中央、小林仰さん(法学部3年/スピーカーチーム)写真右

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TEDxHokkaidoU開催までの経緯を教えていただけますか?
重井 2014年に札幌で開催されたTEDxSapporoを参加者の立場で体験したんですが、そのときはまず単純に楽しくて、かつ、それぞれの立場を超えて、普段出会えないような人とも話ができるという点で、TEDxに魅力を感じたというのが始まりです。そこで大学で開催するユニバーシティイベントという形式があることを知って、北海道大学から「価値あるアイディアを発信するTEDx」ができたら素敵だなぁと。でも一人でできることではないこともわかっていましたので…。
椿原 当時、僕はスタッフ側としてTEDxSapporoに参加していたんですが、アフターパーティーで重井と知り合って、その夜にFacebook上でTEDxに興味がありそうな学生を15、6人集めたんです。
重井 その次の日に、「TEDxHokkaidoUを本気でやりたい人は?」というところまで話は進んで、4人ぐらいに絞られた中で、最後に「じゃあ私が代表をやります」となったんです(笑)。

どんな準備からスタートしたんですか?
重井 まずはライセンスを取得しようということで、北海道大学でTEDxHokkaidoUを開催するにあたって、どんな理念を持ち、何を目指すのかということなどをみんなで話し合いました。その過程で声かけにより徐々にメンバーも増えて、今回のテーマ「Allure of Adventure 〜冒険の誘惑〜」も決まっていきました。
小林 北大って、ちょっともったいないよねという話も出ました。もっと可能性はあるのに、全体に内向的と言うか…。TEDxHokkaidoUを通じて北大というものを外に発信し、その「もったいない」を埋めたいというのもテーマのひとつでした。

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経験のないことの運営準備をするというのは大変だったんじゃないですか?
重井 TEDxSapporoの主催者の方々に何度もアドバイスをいただきましたし、今年の7月に開催されたTEDxSapporo2015には実際にスタッフとして運営に参加して学ばせてもらいました。TEDxHokkaidoU の準備と平行してでしたし、学生なのでテストもありましたので、めまぐるしかったことは確かですね。
椿原 TEDxHokkaidoUは、今年の1月にライセンス申請を出して、申請が下りたのが2月中旬でした。そこからやっと対外的に表立った活動ができるようになって、ホームページを立上げたり、広報活動も開始しました。
小林 私はスピーカーチームのリーダーとして、スピーカーの方が登壇するにあたって、どういう風にトークを展開することが聞く側、話す側に有益なものになるのかをコミュニケーションを取りながら摺り合わせる役割でした。

今、開催を終えて、皆さんの自己評価はいかがですか?
重井 そうですね。思い描いてた形のものはできたと感じています。参加者がアフターパーティーでスピーカーの方々と積極的に話している姿を見て、彼らの「知的好奇心」を刺激できたんじゃないかと。そんな場を作りたかったので。
小林 まだまだ北大の中での認知度が低いという点が、課題として残った気がします。自分の役割の面では、持っている力を出し切ったという気もするんですが、もっとできたんじゃないだろうかという部分もありますね。
椿原 僕は、初年度でこれだけの規模とクォリティでできたというのは成功と言っていいと思っています。その要因には、メンバーが人脈を築き、それを最大限活かすことができたということも上げられると思います。また、当日手伝ってくれたボランティアスタッフの満足度が高かったというのも、次年度に繋がるいい要素のひとつだと感じました。

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皆さん個人にとって、今回のTEDxHokkaidoUは、どんな意味を持ちますか?
椿原 社会に出ても、何も無いところから何かを造り上げるという体験は少ないと思うんです。今回はそれができたということで、今後の自分にとって価値のある経験だったと思います。
小林 大学時代に真剣に打込めるものを見つけたいという気持ちがあったので、それを見つけられたということと、忙しい中でも自らをマネージメントしてやり遂げたという結果が、自信にもなりました。
重井 自分自身、何が得意で何が苦手なのかということが発見できたというのがあります。そして何より、これを通して真剣に意見を言い合える仲間ができたというのが大きいですね。仲間がいたからやり遂げられた。感謝と自信と安堵です。

TEDxHokkaidoUは、次年度も継続されるんですか。
重井 はい。私たちはサポートチームという形で一歩引いて支える形になると思いますが、後輩たちが引き継いで開催していきます。
椿原 皆さんに、広く興味や関心を持っていただけるように育てていければうれしいですね。

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TEDxHokkaidoU

所在地 札幌市北区北8条西5丁目
URL http://www.tedxhokkaidou.com

※各種情報は記事掲載当時のものです。現在は変更となっている場合がございます、予めご了承ください。

札幌市北区北8条西5丁目

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