ヴァイオリンは、17世紀中頃、北イタリアのクレモナで今の形が完成されたといわれています。そして現在に至ってもその頃と同じ材料、同じサイズ、同じ工程で作られています。山の手の住宅街に小さな工房を構える鈴木聡さんは、道内では希少なヴァイオリン制作家。
元来ものづくりが好きだった上に、幼少の頃からヴァイオリンを習っていた鈴木さん。「自分の作ったものが永く使われる。そして何より、美しい音が出る」というところにを感じ、高校卒業後、工房や楽器メーカーで修行を重ね、1998年に札幌で、修理と製作を行う『鈴木聡ヴァイオリン工房』を開きました。憧れて移住した北海道でしたが、最初の1年は全く仕事の依頼がなく、さすがに不安になったといいます。でも、「ちゃんとした仕事をしていれば、お客さんがまた別のお客さんを連れてきてくれる」という信念の通り、徐々に口コミで評判が広がり、工房は軌道に乗りました。

 

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技術もさることながら、コミュニケーション能力が重要だと語る鈴木さん。ときに抽象的な表現になりがちな使い手の要望を、的確にくみとって作業台に向かいます。そこには、市民楽団に所属する演奏者でもある鈴木さんならではの感性が生きているのでしょう。
楽器の中でも特に「形」の制約が厳しいというヴァイオリン製作ですが、完成品の奏でる音には作り手の性格が表れるそう。では、鈴木さんの作るヴァイオリンは、どんな音ですか?「の〜んびりとした(笑)、温かい音がするっていわれますね」。ストイックに自分を追い込んでその道を極めようとするタイプではないと自己分析。「淡々と、目の前の仕事に集中する。その積み重ねがいい仕事になる。そして作り手が年輪を重ねていくことで楽器も成長し、より深みを増していく。そう思っているんです」。

 

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ヴァイオリン専門店 鈴木聡ヴァイオリン工房

所在地 札幌市西区山の手3条3丁目4-24
TEL 011-611-0960
営業時間 9:30~18:30
定休日 日曜、祭日定休
URL http://www.satoshivn.com/

※各種情報は記事掲載当時のものです。現在は変更となっている場合がございます、予めご了承ください。

札幌市西区山の手3条3丁目4-24

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