6月12日(日)、幅広くクリエイターを目指す若者が学ぶ
「札幌スクール・オブ・ミュージック&ダンス専門学校」にて
映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』の宮藤官九郎監督を招いて
公開インタビューが行われた。
会場には放送、マスコミ業界に興味を持つ高校生約100名が全道各地から参加。
宮藤監督は映画の撮影エピソードを明かし、参加者からの質問にも応じた。
映画に関わる裏方スタッフへの想いを聞かれると
「本当に頭が上がりません。助監督の睡眠は2時間の時も。
ただ監督の描こうとしているものを実現するのがスタッフの喜び。それはとても嬉しい。
だからこそ、大事なスタッフとの間では常に妥協のない作品を作っている」。
また、「どんなスタッフとまた一緒に仕事をしたいのか?」 との質問には
「制作意図を汲んでくれた上で、更にプラスアルファの仕事をしてくれ
自分をびっくりさせてくれるスタッフ。
スクリーンには映らない細部にまでこだわることで
演じる役者は更にやる気になり、結果良い演技に繋がる。
多くのスタッフは、映画館の大スクリーンで自分の仕事が映る喜びと
大きなプレッシャーを常に感じながら働いている。
それだけに気が抜けないし、やりがいを感じる。
映画制作は数ヶ月という短期間。終わったら解散してしまうからこそ
スタッフとの「濃い繋がり」ができ「信頼関係」が生まれる。
それが映画特有の「(監督名)組」と呼ばれる理由」と語った。
これから制作の現場で働きたいという参加者には、
「最初から仕事ができる人はいない。
場数を踏むことで 今何が必要かがわかってくる。
できないことに引け目に感じるのはもったいない。
仲間(組)の一員として若手が積極的に仕事に参加し欲しい」と
熱い言葉をかけた。
映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は
2016年6月25日(土)札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌ほか全国ロードショー
配給:東宝、アスミック・エース
公式サイト: http://tooyoungtodie.jp
「札幌スクール・オブ・ミュージック&ダンス専門学校」 http://www.ssm.ac.jp/
TEXT・PHOTO / 田村 茂雄